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木のそのものの美しい木目を活かし
ケヤキを工芸品として生まれ変わらせる

−技法を守り続ける−

明治二十年創業。高瀬川の流れに息づく伝統の技と香ゆかしい藍染め。土間の隅に染め壺が設えられた昔ながらの店がある。島根県を代表する老舗。筒描藍染の技法を守り続ける唯一の工房だ。藍染は江戸時代より庶民の生活用品を主として、様々なものが作られた。出雲地方では嫁入り道具として、また子供が生まれた際に揃えられ、その中でも風呂敷は、今も昔ながらの風習を残している。主として嫁入りの諸道具、衣類などの包み、出産祝いなど冠婚葬祭慶弔を問わず使用され、一枚の風呂敷は人生の喜怒哀楽の想を秘めながら一生を通じて大切にされる。現在では装飾品として、壁掛、のれん、等にも利用され親しまれている。

−木の美しさ、温もりを伝えたい−

木工芸の人間国宝'川北息造氏と出会い、高校卒業後に同氏が講師を務める石川県立山中漆器産業技術センターに入学。センターで挽物ろくろの技術を取得しながら日本工芸会正会員の辻英芳氏に師事する。挽き物ろくろは、削る場所に合わせて何本も刃物を変え形成しながら、木目が出るよう美しい曲線のラインを出していく。
平成二十一年、地元に濱田工房を開設。二十三年には日本工芸正会員に認定される。ケヤキを主な素材として一品一品丁寧に仕上げていく濱田さんの作品は真っ直ぐ淀みない。手に触れることで、木の温もりや木の長さが伝われば幸いと濱田氏は語る。


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