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筒描藍染の技法で時間と手間をかけ
丁寧に仕上げた一級品の品

−技法を守り続ける−

明治二十年創業。高瀬川の流れに息づく伝統の技と香ゆかしい藍染め。土間の隅に染め壺が設えられた昔ながらの店がある。島根県を代表する老舗。筒描藍染の技法を守り続ける唯一の工房だ。藍染は江戸時代より庶民の生活用品を主として、様々なものが作られた。出雲地方では嫁入り道具として、また子供が生まれた際に揃えられ、その中でも風呂敷は、今も昔ながらの風習を残している。主として嫁入りの諸道具、衣類などの包み、出産祝いなど冠婚葬祭慶弔を問わず使用され、一枚の風呂敷は人生の喜怒哀楽の想を秘めながら一生を通じて大切にされる。現在では装飾品として、壁掛、のれん、等にも利用され親しまれている。

−一枚一枚丁寧な仕事で一級品を生み出す−

この工房で今も受け継がれる筒描きとは、布に下絵を描き、文様を紙の筒に入れた糊でなぞり糊伏せする技法。それを染め上げると糊伏せをした部分が白い文様となって浮き出てくる。
染加工ではそれを1枚1枚丁寧に染めては乾かし、乾かしては染めてと繰り返す。下染め・中染め・色仕上げとある染めの工程はそれぞれ三〜五回ずつ繰り返される。時間と手間のかかる作業だが'この丁寧な仕事が生地を強くし、何十年経っても変色しない紺の色、虫が寄り付かない一級品を生み出すのだ。


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